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ブラック・ゴールド 750千分の

ご自身のジュエリーの金属を選ぶのは簡単なことではありません。これを読んでおいでだということは、ブラックゴールドというのが正しい選択かどうかときっと迷っておいでなのでしょう

長く使える金属なのか。{link_start_weddingband}結婚指輪や婚約指輪といった日常的に身につけるジュエリーに適しているのか。

こういった疑問にお答えするために、このガイドをご用意することにしました。ブラックゴールドは、ジュエリーの世界では、やはりあまり知られていない金属のひとつと言えそうです。

リング 18金ブラックゴールド ‰ Arsenal 3 mm

基礎知識

ブラックゴールドの細かいお話をする前に、まずゴールドについて重要な基礎知識を今一度、振り返ってみましょう。

ブラックゴールドとは

ブラックゴールドは、ロジウムコーティングが施された、つまり薄い金属の膜でコートし、ダークグレーカラーにしたものです。

簡単に言えば、ブラックゴールドは、ホワイトゴールドと同じものですが、コーティングに用いたロジウムのカラーが異なるのです。

少々ご説明しましょう。

750‰のゴールドに銀と銅を加えると、ベースとなるゴールドがグレーカラーになります

このベースとなる金属が、そのあと、ロジウムコーティングという工程を経ると、ブラックゴールドの最終的なカラーになります。

ホワイトゴールド同様、ロジウムコーティングは、ブラックゴールドのジュエリーを制作する際の最後の工程です。この工程は、予め磨いてある合金を、黒いロジウムのメッキ液に浸けて、薄い膜をはるという作業です。

ご存知でしたか

ロジウムは、プラチナの仲間の貴金属です!

この特別なロジウム液に浸けることで、ブラックゴールドは、その特徴的な非常に男性的な色合いになるのです。

さて、ブラックゴールドが、お客様のジュエリーに合っているかどうかの判断基準となるよう、ブラックゴールドの主な特徴についてより詳しくお話しし、いくつかアドバイスをさせていただき、最後にその長所と短所をみていきたいと思います。

ブラックゴールドの主な特徴

男性用のジュエリーに最適なブラックゴールドは、ますます愛されていますが、その理由はいくつもあります。

—— 1.750‰ブラックゴールド、気概を感じさせる金属

ブラックゴールドは、何よりもまずゴールドに他なりません。従って主な特徴がふたつあります。

  • まず、非常に耐久性に優れた金属です。18Kゴールドは、バランスが完璧で、強度に優れた非常に硬い金属になります。ですから、特にリングについて言えば、日常的な衝撃にも最も耐えることができるのです。

  • ゴールドは、非常にさびにくい金属です。そのため、非常に長いときを超えることができます。それで、はるか昔から、何世紀ものときを旅しなければならない貴重な品々に使われてきたのです。

ブラックゴールドは、優れた耐久性と硬さに加え、そのカラーゆえに、非常に好まれています!

—— 2.ブラックゴールド、非常に男性的な金属

ブラックゴールドは、ダークグレーのメタリックな輝きを帯びた金属です。この特有の色合いのために、男性に最も好まれる金属の一つとなっています。

重要な点

ロジウムコーティングをしたと言われる他の金属同様、ブラックゴールドは、変色する金属です。時がたち、摩擦や衝撃を受けると、ブラックゴールドにのっているロジウムの膜の輝きがぼやけてしまうのです。

ご心配なく。大丈夫、むしろ当たり前のことなのです!

このブラックゴールドに見られる変色はどんなものなのでしょうか。

ブラックゴールドの表面のロジウムの薄い膜が変色し、下にある金属が顔をのぞかせます。

もう少し視覚的にイメージしやすいようにお話しします。金属がその輝きをやや失い、マットになります。そしてグレーにやや黄色がかった色合いがみえるようになります。

一般に、この変色は、まずジュエリーの手のひら側、石が付いているのと反対側に見られるようになります。

それはなぜか?

この位置が、一番摩擦を受けやすい場所だからです。まず、ご自身の手との摩擦、それ以外に日常的に触れるバッグや、車・自転車のハンドル、コーヒーカップ等です。

この現象は避けられないものですが、この金属がゴールドでないとかクオリティーが劣るといったことでは決してありません!

お手持ちの一番のスエードの靴や、革のグッズと同様、身につける頻度が高ければ高いほど、時の経過を感じさせ使用感が現れてきます。

同じように、ジュエリーも身に着けて使用する以上、貴金属をアトリエから出たてのような完全な状態のままにしておくのは不可能です。

ブラックゴールドの変色はホワイトゴールドのものと同じなのか。

ブラックゴールドとホワイトゴールドは同じもので、唯一の違いは、ロジウムコーティングの際のカラーです。変色については全く同じ現象がおきます。

ブラックゴールドの変色がホワイトゴールドの場合よりはっきりわかるのは、唯一の違いであるそれぞれのカラーのためです。変色は、色合いの濃い金属の方が早く目につくのです。

この変色が現れるのをできるだけ遅らせる、さらにはジュエリーに若々しさを取り戻させるためには、お手入れのアドバイスをご覧ください。

—— 3.ブラックゴールドにはどんなジェムストーンが合うか

ブラックゴールドは、大変個性的で、とても気概を感じさせる金属です。そのため、組み合わせの中には、特にカラーストーンでは、あまりおすすめでないものもあります。ダークカラーであるために、ライトな色合いの石では、その石の輝きを弱めてしまう傾向があるのです。

でも、これは本当に短所なのでしょうか。

男性の場合に多いのですが、ジュエリーを身につける習慣がなく、石の存在感がもっと控えめの方がいいと思われる場合は、これは長所となります。

ブラックゴールドとの組み合わせでおすすめするのは、輝きを放つダイヤモンドのようなもの、鮮やかな存在感のグリーンガーネットサファイアのようなものです。

組み合わせの多い石

ダイヤモンド
クォーツ
トパーズ
サファイア
アメジスト
ルビー
ペリドット
ツァボライト
 

ご希望の少ない石

アクアマリン タンザナイト トルマリン
シトリン
エメラルド ガーネット
ブラックスピネル
 

ブラックゴールド関して、理解しておくべきこと

—— 4.

  • 750‰(18K)のゴールドは、ジュエリーで使われている最も強度の優れた金属です。

  • そのため、さびることなく非常に長い時を超えることができます。

  • 個性の強い、男性に大変人気のある金属です。

—— 短所

  • ブラックゴールドは、時とともに変色します。ですので、お手入れと、元の色合いを取り戻すためには再びロジウムでコーティングする必要があります。

  • カラーストーンの石の存在感を弱めてしまう傾向があります。(これは長所とみることもできます)

最後に

750‰、つまり18Kブラックゴールドは、ジュエリーで使われている最もクオリティーの高い金属です。

ブラックゴールドは、ダークグレーのカラーゆえに、男性にとても人気のある金属です。ちょっと個性的なタッチの貴金属をご希望のお客様にはぴったりです。

しかし、決して失望していただくないので、日常使いされるジュエリーにはおすすめしません。とても注意深いという方であれば別ですが!

既に申し上げましたが、ブラックゴールドは、ロジウムコーティングされた金属です。ですので、時とともに変色し、色合いが失われます。これを避ける、或いはできるだけ遅らせるためには、定期的なお手入れが必要です。

それで、特別なお手入れなく一生使い続けるジュエリーには、ブラックゴールドはおすすめしないのです。ブラックゴールドは、結婚指輪ほどハードでない使い方に適しています。装いをワンランクアップさせるためのカクテルリングには最高です!

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