サファイア

サファイアはジュエリーの世界を代表する宝石のひとつです。多くの人にとって、サファイアは最初に思い浮かぶカラーストーンでもあります！その深い紺青色により、何世紀にもわたってサファイアは名声を博してきました。

サファイアは婚約指輪として日常的に身につけるのに適していますか。サファイアは他のカラーストーンとどう違いますか？サイトで直接、ファイアの色を選べますか？サファイアの品質の違いはどのようなものですか？

こうした当然の疑問に、宝飾界の代表的な宝石であるサファイアに関するガイドでお答えいたします！

詳細に入る前に、まずサファイアの歴史と起源についてみてみましょう。

サファイアの歴史

サファイアの名前は青を意味するギリシャ語”Sappheiros”に由来しています。サファイアは非常に古くから取引きされており、すでに紀元前5世紀にはローマ人がスリランカ産サファイアを使用しています。

多くの貴石と同じく、サファイアは非常に古くから、様々な象徴になり、ローマ人やエジプト人はこの神聖な石を真実と正義の印としていました。

ペルシャ人にとってサファイアの色は空の輝きを想起させるものでした。その後、サファイアを純粋さや神との結びつきの象徴の宝石として所有し、使用したのは君主たちやカトリック教会でした。

伝統は時とともに変化し、今日ではサファイアは忠誠の象徴となっており、そのため、婚約指輪としてよく使われています。もっとも有名なのは、おそらく12カラットのサファイアがあしらわれたダイアナ妃の婚約指輪でしょう。

サファイアの起源

主要なサファイアの鉱床は、特にアジア、オーストラリア、東アフリカなど、インド洋周辺に集中しています。サファイアの主な産出国はインド、マダガスカル、タンザニア、あるいはスリランカです。

最も人気が高いサファイアはカシミール地域（インド、パキスタン、中国付近）およびミャンマー産のものです。

最も有名なサファイアはおそらく、その特別な輝きと比較的明るい青を特徴とするスリランカ産のものです。

サファイアの主な特徴

サファイアは、エメラルド、ダイヤモンド、ルビーとともに四大貴石のひとつです。サファイアはコランダム族に属します。

コランダムには主に次の三つの特徴があります。

—— まずは、極めて硬度が高いことです。

モース硬度9のサファイアは、モアッサナイトと有名なダイヤモンドに次いで、地球上で3番目に抵抗力のある鉱物です！これは、サファイア自体、そしてそれより硬いふたつの鉱物以外の石で傷つけることができないことを意味します。

この抵抗力の高さからサファイアをセットした使用したジュエリーには優れた耐久性があり、これが婚約指輪として推められることが多いひとつの理由となっています。

—— 象徴的な色

コランダムの主な特徴に色のバリエーションの豊富さがあります。最も有名なのはもちろん赤（ルビーの色）と青です。

サファイアには淡い青から濃い青まで、非常に幅広い色のニュアンスがあります。ジェミオでは、比較的濃いロイヤルブルーが特徴のタイ産サファイアをカタログで直接販売しています。

なぜこのような色になるのでしょうか？
サファイアは天然の組成では無色ですが、不純物があることで、逆に色を帯びるのです。青色では、鉄と酸化チタンの混合物がこの有名な色を生み出します。酸化クロムは、例えばサファイアをピンクにします。

—— 非常に耐熱性が高いコランダム

サファイアは熱衝撃や高温への影響をほぼ受けない石です。その融点は、普通の人間がまず体験することのない約2000°Cです。

具体的には、サファイアの場合、たとえばエメラルドなどとは違い、皿を取り出すためにオーブンに手を伸ばしても危険はありません。

このような特徴以外に、サファイアは>その高い品質>でも有名です。品質の定義とは？

サファイアの品質

—— カラーストーンの最高品質、AAA品質

ダイヤモンドとは違いカラーストーンには国際的に認められた標準制度がありません。

しかし、（サファイアなどの）カラーストーンの認定はダイヤモンドと同様に厳密で、3つの品質基準が設けられています。

• Aは一般的な中程度の品質を指します。

• AAはより希少な品質のものです。大手再販業者よりもむしろ地元の小規模な宝石商によって特に使用されます。欠陥が極めて少なく、色が鮮やかな優れた品質を持つことを表します。

• AAAは、色石の最高品質を表すものです。これは、欠陥がまったくなく、優れた輝き、均一かつ鮮やかな色を持つことを意味します。

サファイアの品質評価はどのように行うのでしょうか？

サファイアの品質評価は、ダイヤモンドの認定に使用される国際基準である4Cから直接着想を得ています。詳細情報

• 色（Color）：天然か、処理による加工か

• 重量（Carat）：石のカラット数

• カット（Cut）またはファセット処理：石のカットの品質と形の評価

• クラリティ（Clarity）：肉眼または10倍ルーペで見える内包物の有無

ジェミオでは、すべてのカラーストーン（サファイアを含む）をAAA品質で認証しています。ジェミオの宝石鑑定士によるこの認定は、流通している最高級品の中から、完璧なカットと輝きをもつ最高品質の宝石がお選びいただけることを保証するものです。

—— 一言ちょと：EXCサファイア

ジェミオの一部のモデルで、EXCという頭文字のつくサファイアを選択できることに気づかれることでしょうか。これはexceptionnel（エクセプショネル：卓越した）の略号です。

EXCサファイアとは、色、純度、傑出したサイズの点から、ジェミオの専門家が選別したサファイアです。EXCサファイアは、採掘されるサファイアの0.5%未満で、入荷があった際に一点ものとして購入が可能です。

ジェミオのEXCサファイアはすべて有数の人気産地のセイロンサファイアで、ご予約のうえ店頭で直接お選びいただく点にご注意ください。

FAQ

—— 「サファイア処理が施されていますか?」

世界のほぼすべての天然カラーストーンは熱処理されています。

インクルージョンとはなんですか？

石を加熱するのは、色を維持したり強化するため、あるいは単に耐久性を高めるために古代からカラーストーンに使用されている工程です。この工程は石に害を与えるものでなく、むしろ宝石によい効果をもたします。ですから、この点について心配はいりません。

一般に信じられているのとは異なり、加熱されていない宝石は極めて稀で、特に記載がない場合、あるいは特別な証明書がない限り、宝石が非加熱である可能性は低いのです。加熱されていないサファイアと言われても、独立した宝石鑑定機関の証明書がなければ警戒しましょう。美しい色をした非加熱の宝石は非常に希少であるため、その価格は通常100倍にもなり、一点物として非常に高級なジュエリーにしか使用されません。

この工程は特定の処理方法に限るものではありません。もちろん、国が規制する石の特性を変えてしまう照射、亀裂充填、含浸、着色といった化学的処理と混同してはいけません。

ジェミオのサファイアは加熱処理されていますが、これは自然な処理なのです。ただし、石にはすべて他の処理を行わないよう厳密に管理しています。

—— 「サファイアは国際機関による認定がされていますか?」

はい、サファイア（すべてのカラーストーンと同じく）、有名な米国宝石学会（GIA）などの国際的な組織によって認定されることがあります。ただし、これは非常に例外的です。

それはなぜですか？

カラーストーンの国際宝石鑑定機関での認定は非常に費用がかかり（宝石ひとつあたり最高500ドル）、宝石の購入価格におおきな影響がでてしまうのです。

そのため、多くの他の有名宝飾店と同じように、ジェミオでは、適正な価格をで提供するため、カラーストーンは本職の専門家である社内の宝石鑑定士チームが認定しています。

—— 「スリランカ産サファイアは高品質ですか？」

一般に信じられているのとは異なり、スリランカ産のサファイアが、例えばタイ産のサファイアよりも「高品質」というわけではありません。これは単に産出地がスリランカだというだけです。

ほとんどのカラーストーンと同じく、その産出地は特定の色の兆候を示しますが、 決して高品質であることを示すわけではありません。

サファイアは産地に関係なくやはりサファイアなのです。違いはただ色、濃度、輝きだけで、スリランカ産サファイアはタイ産サファイアよりも透明であることが知られています。

—— 「サファイアの色は選べますか?」

- オンラインでのご注文

ジェミオのウェブサイトでサファイアジュエリーを選択すると、ジェミオの宝石鑑定チームがあなたのために宝石を選択します。その時にご用意できる宝石のなかから、サイトに表示された色に可能な限り近づけるよう最善を尽くします。

ただし、サファイアにお好みの色がある場合にはご注文時にその色をお伝えいただくことを強くお勧めします。ジェミオの宝石鑑定士は、お客様のご要望に最も近い石を見つけるため、最善を尽くします。

注意:色は非常に主観的な概念であり、ご指定の色とまったく同じ色になることを100%保証することはできません。また、ご注文時点の在庫状況にも左右されます。

店舗でのご注文

ジェミオの店舗でのご注文の場合、その場で直接サファイアをお選びいただけます。

この場合、カタログ掲載のAAA品質のサファイアとEXCサファイアをお選びいただくことも可能です。

注意:在庫状況によって、店頭でご覧いただけるサファイアは数量が限定されている場合がございます。また、宝石のサイズや形もすべて揃っているとは限りませんのでご了承ください。

サファイアをお求めのためお越しいただく場合、来店のご予約の際にぜひその旨をお伝えいただけますでしょうか。

—— 「サファイアにはどのメタルをあわせればよいでしょう？」

濃い青なのでどんな色とも合わせやすいです。シルバー、ホワイトゴールド、またはプラチナなどの貴金属は、宝石の輝きを引き立て、調和の取れたアンサンブルをつくります。

また、イエローゴールドやローズゴールドとの組み合わせは、注意を惹く大胆なコントラストを生みます。

ジェミオのアドバイス：ブラックゴールドはサファイアを暗く見せるので避けてください！もちろん、サファイアを敢えて控えめしたいのであれば、この選択でも大丈夫です。

—— 「どんなときにサファイアを贈ればよいですか？」

婚約の際によく選ばれますが、伝統的に結婚5周年あるいは16周年のお祝いのプレゼントにもなります。また、サファイアは9月の誕生石で、天秤座の守護石でもあります。

９月の誕生石であるサファイアは女性にも男性にも似合います。真実の象徴であるサファイアは、身につける人々に力と忠誠心を授けます。

ジェミオのサファイアのジュエリーをご覧ください。

さらに具体的に、ジェミオのサファイアの婚約指輪をご覧ください。

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